子どもの矯正

お子さんの成長を促します

噛み合わせが整っていると、あごの骨が発達し、しっかり噛める環境が作られます。食べ物を噛むという動作は、脳の働きを活性化させるだけでなく胃腸の消化を助けて食べ物の栄養の吸収を助ける役割があるため、しっかり噛める環境は全身の健康にもいい影響を与えます。

出っ歯や受け口といった歯並びの崩れや、唇を噛んだり舌を前にだしたりする癖がある場合は、成長の妨げになる可能性が高いため、歯並びや口周りの癖を直せる小児矯正がおすすめです。

お子さんの成長を促します

歯並びに影響が出る生活習慣

食生活について

顎の骨や口周りの筋肉の発達を促すことで、お顔の見た目が整いやすくなります。食べ方や食材によっても効果に差がでますので、意識して食べることが大切です。下記の中で思い当たる点があれば、改善をおすすめします。

  • 食事中の姿勢が悪い
  • 水分を取りながら食べている
  • 食事の時間(15〜30分)が適正でない
  • 咬む回数が多くなる食材をたべていない
  • 咬む回数が多くなる調理法をしていない
  • 小さく切ってしまって前歯で咬むような大きさの物を食卓に出していない

食生活について

日常生活における悪習慣について

無意識に繰り返してしまう癖や行動は自分では気づいていないケースも多く、改善が難しいといわれています。小児矯正では専用の装置を使って悪習慣をなくし、歯並びが崩れるリスクを回避することが可能です。下記の中で思い当たる点があれば、お気軽にご相談ください。

  • 口がいつも開いている
  • 頬づえをつく
  • 指しゃぶりをしている
  • 爪や唇を咬む
  • 舌の姿勢が悪い

日常生活における悪習慣について

矯正治療をおすすめするケース

  • 叢生

    叢生(ガタガタ)

    4人掛けの椅子に6人座っている状態

  • 開咬

    開咬

    奥歯は噛むけど前歯が閉じない

  • 反対咬合

    反対咬合

    横からみた時に下の歯が出ている

  • 上顎前突

    上顎前突

    横からみた時に上の歯が出ている

  • 過蓋咬合

    過蓋咬合

    上の歯が下の歯に覆いかぶさっている

年齢や生え方に合わせた治療

小児矯正は、年齢やお口の中の状況によって「第一期治療」と「第二期治療」のどちらかで対応するかが決まります。

第一期治療は、歯の生え変わりがはじまる6歳前後がベストといわれており、永久歯が自然に並ぶようサポートする目的でおこなわれます。

第二期治療は、永久歯が生えそろう13歳以降を対象としており、治療内容は成人矯正とほぼ同じです。小児矯正では歯並びや噛み合わせの微調整を目的としています。

混合歯列期

乳歯・混合歯列期の治療(第一期治療)

生え変わりの時期におこなう治療で、6歳〜12歳ごろを対象としています。

直接歯を動かすのではなく、顎を広げて上下のバランスを整え、永久歯が正しい位置に生えるようサポートするのが目的です。歯が並ぶためのスペースを自然に作ることができるため、成人矯正での抜歯のリスクを大幅に減らすことができます。

唇を噛んだり舌を前にだしたりといった口周りの癖がみられる場合は、改善トレーニングを合わせておこないます。楽しみながらできるため、習慣化して癖を改善しましょう。

乳歯・混合歯列期の治療

インビザラインファースト

成長過程のお子さん用に開発されたマウスピース型の矯正装置です。顎の骨を拡大しながら噛み合わせの悪化を防げるため、第二期治療の期間を短縮できます。取り外しが可能なことから食事制限もありません。

インビザラインファーストの詳細

インビザラインファースト

プレオルソ

柔らかい素材でできたマウスピース型の矯正装置です。装着時間が日中1時間と夜間のみで、学校につけていく必要はありません。口周りの癖を改善しやすく粘膜にあたっても痛くないため、ストレスなく続けられます。

プレオルソの詳細

プレオルソ

床矯正

定期的に調整して顎の骨を徐々に広げていく装置です。歯が並ぶための充分なスペースを作ることができ、成人矯正での抜歯のリスクを減らせます。顎が柔らかい時期に使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。

床矯正の詳細

床矯正

ワイヤー矯正

歯の表面に装置を貼り付け、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。主に第二期治療で行われ、歯を1本1本細かく動かすことができるのが特徴です。歯並びや噛み合わせの微調整に適しています。

自由診療

費用:385,000円~500,000円(税込)
治療期間:約半年~

ワイヤー矯正

インビザラインファースト

マウスピース型の矯正装置を用いた治療法で、歯の生え変わりが始まる6歳から永久歯が生えそろう12歳ごろまでを対象としています。

一期治療からの使用が可能で、顎を拡大しながら同時に歯並びや噛み合わせを整えられるのが特徴です。分けて行っていた処置を同時に行うことで治療期間を大幅に短縮でき、その分治療費も安く抑えられます。装置が透明なため、目立つ心配もありません。

インビザラインファースト

インビザラインファーストのメリット

お子さんの笑顔を改善
歯並びを整えることでコンプレックスが解消され、成長過程にあるお子さんの笑顔を改善することができます。
透明で目立たない
矯正装置が透明なため、装着していることがほとんどわかりません。見た目に抵抗があるお子さんも受け入れやすくなっています。
虫歯のリスクを最小限に
矯正装置は取り外しが可能で、歯磨き、食事も普段通りに行えるため、従来の矯正装置と比較して虫歯のリスクを下げることが可能です。
遊びやスポーツも安心
マウスピースは薄くて滑らかな素材を使用しているため、転倒したり、ボールが顔に当たっても矯正装置によるケガの心配はありません。
通院回数が少ない
通院は1.5~3カ月毎と少なめで、送迎の負担も少なくすみます。
二期治療がより簡単に
永久歯が生え揃ってからの矯正治療(二期治療)がより簡単に行えます。
インビザラインファーストの注意事項

アライナーは1日17時間以上装着する必要があり、装着し忘れたり外したままの時間が長いと、計画通りに治療が進まず期間が延びたり、矯正結果に影響が出てしまうことがあります。お子さんが治療に関して十分理解し、協力してくれることが重要です。

金額・治療期間

自由診療

費用:440,000円~500,000円(税込)
治療期間:約半年~

プレオルソ

上下一体型のマウスピース型矯正装置で、出っ歯や受け口、唇や舌の癖の改善に効果があります。

とても柔らかい素材で作られているため、装着時に痛みを感じることがなく、装着時間も日中1時間と就寝中のみで楽に続けられます。制限がほとんどないことから、今まで通りの生活を送れてストレスもたまりません。お口周りの筋肉を鍛えられるため、口呼吸が続く子やお口をポカンとあけてしまう子にはとくにおすすめです。

プレオルソ

プレオルソのメリット

6~12歳が対象
乳歯と永久歯が混在している6~12歳頃の、骨が柔らかい時期に行うことで効果が期待できます。
お子さんへの負担が少ない
柔らかい素材でお口にフィットする形状のため、違和感や痛みが少なく装着できます。
装着するのは、ご自宅のみ
装着するのは、ご自宅にいるときの1時間と就寝中です。学校では普段通り過ごすことができるので、気軽に活用いただけます。
食事や歯磨きの際も安心
食事や歯磨きを普段どおりに行えますので、装置に食べかすが詰まってむし歯の原因になることもありません。もしも痛みが出たときには使用を一時中断するなどお子さんに合わせて柔軟に対応ができます。

金額・治療期間

自由診療

費用:55,000円(税込)
治療期間:約半年~

マウスピース矯正のまとめ

マウスピース矯正のメリット

歯並びだけでなく、顎や筋肉のバランスを整える
歯ならびの原因となる筋肉のバランスを根本から整えることを目的とした装置です。口元が引き締まる、治療終了後の歯の後戻りの可能性が低くなる、といったメリットがあります。
口呼吸から鼻呼吸へ促します
お口周りの筋肉を鍛えたり舌の位置を修正したりすることで、お口をポカンと開けている症状を改善し、鼻呼吸への切り替えを促します。
口呼吸を鼻呼吸にするメリット
口呼吸が習慣化されていると、唾液の分泌が低下し、唾液の質が下がります。すると口腔内の自浄機が低下し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、十分に酸素を取り込めなくなるため、身体機能に影響が及ぶこともあります。口呼吸を鼻呼吸に切り替えることで、これらの問題が改善してまいります。また、ウイルス感染リスクが下がり、風邪を引きにくくなります。

マウスピース矯正の注意事項

いくら短時間とはいえ、マウスピースを毎日取り付けるのは、お子さんにとって負担なことです。そのため、お子さん任せにせず、当院とご家族が共に協力していくことが大切です。

マウスピース矯正の注意事項

  • 装着時間を守る

マウスピースをつい取り外してしまったり、遊びに使ってしまったりするお子さんがいます。ご家族は、お子さんがしっかりマウスピースを装着しているか、気を配ってあげてください。

必要な装着時間

  • インビザライン・ファースト:1日20時間以上の装着が必要
  • プレオルソ:就寝時と、日中1時間の装着が必要

床矯正

顎の骨を広げる目的で使用される、取り外し式の装置です。顎の骨が小さい状態だと、歯が重なって生えたり、前歯が前方に出たりする可能性が高くなります。床矯正をすることで、歯が並ぶためのスペースを作ることができ、成人矯正での抜歯のリスクを抑えられます。定期的に装置のネジを少しずつ回して顎を広げますが、骨が柔らかいため強い痛みを感じることはありません。負担の少ない治療をご提供しますのでご安心ください。

床矯正

噛み合わせのズレなど別の要因もある場合は、床矯正のみでは良い仕上がりにはならないため、ワイヤー矯正と併用することがあります。噛み合わせは歯や顎関節の負担を左右する大切なものですので、必要な場合はご協力をお願いします。床矯正の装置はプラスチックでできており、表面がデコボコしている部分には汚れがたまりやすいことから、取り外した後は洗う必要があります。硬めのブラシを使うと傷がついてしまうため、柔らかめのブラシで撫でるように洗いましょう。

床矯正のメリット

取り外し式で衛生的に管理ができる
固定されているタイプの装置とは違い、汚れを直接見てしっかり落とせます。きれいな状態を保ちやすく、装置の変形や破損などのトラブルにも早く気づけます。
鼻づまりが解消されて口呼吸が改善される
上顎の骨を広げることで鼻詰まりが解消されると、鼻呼吸をしてもストレスを感じません。口呼吸が改善されることで、お口が乾燥しにくくなり、むし歯や歯周病のリスクも低下します。
複雑な症例に対応可能
顎の骨が小さいことが原因でおこる症例は多く、出っ歯や受け口、叢生、八重歯などの見た目の問題が目立つケースをはじめ、上下の顎のバランスが悪いことでおこる交叉咬合や過蓋咬合といった噛み合わせの問題も解決できます。13歳以降は顎の成長が止まるため、抜歯をしてスペースを作るか、場合によっては手術を行います。

金額・治療期間

自由診療

費用:385,000円(税込)
治療期間:約半年~

ご予約・お問い合わせ予約制
048-857-7354